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研究部門・構成員

研究部門

地滑りの写真

構成員

1.地震・火山・津波災害研究部門

地表あるいは水中の堆積物をサンプリングし,堆積物中の微化石や堆積構造,化学組成などを分析します。調査・分析により地震・火山・津波災害の痕跡を探し,その発生年代などを明らかにします。また,文献調査により過去の災害記録を精査し,災害発生の特徴を整理して今後の防災に役立てます。

構成員 研究分野
部門長:林 広樹
(総合理工学研究科 地球資源環境学領域 准教授)
地震災害に関する研究
石賀裕明
(総合理工学研究科 地球資源環境学領域 教授)
世界各地の津波災害の研究
入月俊明
(総合理工学研究科 地球資源環境学領域 教授)
海洋性微化石を利用した津波堆積物の研究
酒井哲弥
(総合理工学研究科 地球資源環境学領域 教授)
津波堆積物の研究
Andreas AUER
(総合理工学研究科 地球資源環境学領域 講師)
火山災害の地質学的研究
田阪美樹
(総合理工学研究科 地球資源環境学領域 講師)
地震や火山活動と関係するマントル流動の研究
向吉秀樹
(総合理工学研究科 地球資源環境学領域 助教)
断層破砕帯の分布と発達過程に関する研究
澤田順弘
島根大学名誉教授
火山活動史,火山体の崩壊と斜面災害の研究

2.気象・洪水災害研究部門

過去に山陰地方で発生した豪雨災害を検証し,山陰地方特有の豪雨発生機構を解明します。同時に,豪雨発生時の速やかな避難につなげるため,松江市をはじめとする山陰各都市のハザードマップを整備しています。また,地下水汚染や水環境問題の解決にも取り組んでいます。

構成員 研究分野
部門長:田坂郁夫
(法文学部 社会文化学科 教授)
豪雨の発生機構に関する研究
石井将幸
(生物資源科学部 地域環境科学科 准教授)
中山間地域における災害の発生形態と減災手法の研究
増本 清
(総合理工学研究科 地球資源環境学領域 准教授)
鉱山排水による地下水汚染,水環境問題
佐藤裕和
(生物資源科学部 地域環境科学科 助教)
超過洪水を前提とした治水のあり方に関する研究
林 正久
島根大学名誉教授
松江をはじめとする山陰都市の洪水災害

3.斜面・地盤災害研究部門

地震・降雨などによる地すべり・崩壊の発生メカニズムを解明します。こうした地すべり・崩壊の発生は岩石の種類(地質)に大きく依存するため,岩石の物理・力学的性質の測定や風化による化学成分の変化を知ることが重要です。また,硬質な岩石だけでなく,地震により液状化する軟弱地盤も対象として研究しています。

構成員 研究分野
部門長:汪 発武
(総合理工学研究科 地球資源環境学領域 教授)
地震,降雨などによる地すべり,海底地すべり,崩壊による土石流,落石,土砂ダム崩壊など斜面災害全般に関する研究
亀井淳志
(総合理工学研究科 地球資源環境学領域 教授)
花崗岩形成,風化岩石の化学的解析
遠藤俊祐
(総合理工学研究科 地球資源環境学領域 特任講師)
地盤災害の発生に関する地質的要因
志比利秀
(総合理工学研究科 地球資源環境学領域 助教)
軟弱地盤の変形,液状化現象,土砂ダム崩壊などの研究
小暮哲也
(総合理工学研究科 地球資源環境学領域 助教)
地すべりや崩壊など発生メカニズム,斜面変形のモニタリング技術
戴 自立
島根大学自然災害軽減プロジェクトセンター 特任助教
地すべり運動範囲予測
横田修一郎
島根大学名誉教授
岩盤風化,斜面災害,ノンテクトニック断層に関する研究

4.建築耐震研究部門

山陰地方で過去に発生した地震や今後予想される最大級の地震に対して検討を行い、建築物の耐震性の検証手法の研究を行います。旧耐震設計法で設計された建物や古い木造住宅に関して個別に評価を行うのと同時に、地域を含めた地震防災に関しても研究・提言を行ってゆきます。また、山陰独自の建築手法で建てられた古民家を含む建築物の耐震性の調査も行います。

構成員 研究分野
部門長:澤田樹一郎
(総合理工学研究科 建築・生産設計工学領域 教授)
建築の耐震設計,特に鉄骨構造の耐震性能
岡本滋史
(総合理工学研究科 建築・生産設計工学領域 講師)
木造建築の耐震性能に関する研究

5.災害法研究部門

災害法という新たな法領域を開拓します。災害法は、1)災害に対する施策を検討しその責任を確定する段階、2)災害に対する準備及びクライシスマネジメント段階の取り組み、3)災害の救済、という概ね3段階に分けられますが、それぞれの段階がリンクされた規範を求めます。

構成員 研究分野
部門長:磯村篤範
(法務研究科 法曹養成専攻 教授)
公助・共助・自助と災害社会的再配分,救済制度の研究
永松正則
(法文学部 法経学科 准教授)
災害に伴う損失補償,土地利用規制に関する研究

6.防災教育部門

地域住民向けの講演会,現地討論会,学習会を開催し,地域防災力を向上させるために活動しています。また,日本と同様に変動帯あるいは中緯度湿潤地帯に位置する国々では,日本と類似した自然災害が発生しますが,現在,主にアジア・アフリカ諸国から自然災害を学ぶ留学生を受け入れており,人材育成を通して国際貢献も目指しています。

構成員 研究分野
部門長:石賀裕明
(総合理工学研究科 地球資源環境学領域 教授)
自然災害に関する国際教育の体制を整備
松本一郎
(教育学部 初等教育開発講座 教授)
防災意識の啓発,住民自主避難教育

7.連携フェロー・研究員

構成員 所属
連携フェロー 小豆澤 薫 株式会社共立エンジニヤ 取締役
連携フェロー 大坂 理 株式会社日本海技術コンサルタンツ 常務取締役・技術部長
連携フェロー 小田基明 島建コンサルタント株式会社 代表取締役社長
連携フェロー 長嶺元二 株式会社大隆設計 技術部長
連携フェロー 畑 和宏 株式会社大田技術コンサルタント 取締役・技術部長
連携フェロー 花本孝一郎 株式会社ワールド測量設計 取締役・技術部長
連携フェロー 浜崎 晃 株式会社日本海技術コンサルタンツ 常務取締役・隠岐支社長
連携フェロー 原 裕二 株式会社コスモ建設コンサルタント 技術部地質担当マネージャー
連携フェロー 福井一彦 株式会社ウエスコ 島根支社長
連携フェロー 藤井俊逸 株式会社藤井基礎設計事務所 専務取締役・技術部長
連携フェロー 村上 久 株式会社コスモ建設コンサルタント 常務取締役・隠岐支店長
連携研究員 井上 真 株式会社ウエスコ 浜田支店 地盤調査課長
連携研究員 大坂伊作 イズテック株式会社 設計部地質調査部門係長
連携研究員 小村 徹 株式会社コスモ建設コンサルタント・技術部調査課参与
連携研究員 片山直樹 株式会社日本海技術コンサルタンツ・調査設計部調査グループ次長
連携研究員 国清智之 株式会社ワールド測量設計 調査部チーフリーダー
連携研究員 齊藤龍太 株式会社藤井基礎設計事務所
連携研究員 坂田聖二 島建コンサルタント株式会社
連携研究員 武志賢一 株式会社日本海技術コンサルタンツ・隠岐支社技術部主任
連携研究員 浜田雅彦 株式会社大隆設計
連携研究員 牧岡健一 株式会社共立エンジニヤ 技術三部 副課長

(敬称略,五十音順)

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